iphoneをぶっ壊した話
ある日、海の方へ走りに行った。私はしがないバイク乗りである。
天気はまあまあ悪かったが、予報ではそんなに悪くない、雨も降らないか降っても小降りかくらいだと想定して、走った。
いざ海へ近づくと、非常に雨が降っている。
悲しいかな、土地勘が全くないのでスマホナビがないと一向に道が分からない。
幸にしてレインウェアは装備していたので、着込んで走り続ける。そのうち雨は止むだろう。
...結論から言って、雨は止まなかった。そして道もわからなかった。
土砂降りの中、荒れ狂う海を眺めながら走ること100キロ弱、最終的に高速道路の無料区間を突っ走って内陸に戻ってきた時はヘトヘトである。
私は大いに疲れていた。全くもってそれが免罪符になることはないのだが、疲れていて頭が回らず、何も考えずに土砂降りにふられた充電用ライトニング端子をiPhoneにぶっ刺してしまったのである。
まあ、スマホ、壊れるわなあ。
ほうほうのていで自宅に帰り、ふらふらとバイクを片付け、風呂に入り、スマホをみた私は愕然とする。
iphoneの右上が緑色に発光している。蛍光緑だ。
この時はまだ、ああ、ちょっとディスプレイの接触悪くしてしまったか。まあ、電源落として一晩放置すれば直るだろう、なんて思っていたのだが、翌朝、スマホを再起動してみると悪化している。
2、3日のうちに、画面は前面が発光またはホワイトアウト、機嫌が悪ければ黒いまま反応もしない。
完全アウトだった。
予想外の出費に血の涙を流しながら、私はdocomoショップに行き、新しいiphoneをお迎えしてきた。金銭的に余裕がなさすぎてseである。
もっとも、今回壊してしまったiphoneにしたって、一年ほど前にカメラをバイクの振動でぶっ壊してしまって写真がまともに撮れないなど、不具合塗れではあったので、買い替えは時間の問題であった。むしろもっと早く買い替えるべきであった。
今回の教訓である。
iphone SEで十分!だからちゃんと保険に入っておけ!
ああ、写真がちゃんと撮れて画面がちゃんと写るって素晴らしいなあ。